『エグザイル/絆』
彼らこそ、最高だった- 時代に流されない本物の男たちがいた。

この映画を迷さまに勧めていただいたのはずいぶん前・・・
ずっと気になっていて(特にフランシス)、ようやく鑑賞いたしました★

格好良く美しい男達の物語でした。男気・・男イズムといいましょうか、
『男・男・男』しているのに、どこかお洒落でヨーロッパテイスト。アジア的おっさん臭さがない。

そして天照はこの映画である人に衝撃を受け、情熱的なファンになってしまった!


 

『エグザイル/絆』のストーリー

中国返還目前のマカオ。マフィアのボス、フェイ(サイモン・ヤム)の暗殺に失敗したウー(ニック・チョン)の家に4人の男が現れる。ボスの命令でウーの命を狙うブレイズ(アンソニー・ウォン)とファット。ウーを守ろうとするタイ(フランシス・ン)とキャット。5人はかつての仲間だった。
銃撃戦が起こるが本気で撃ちたい者はいない。決着がつかず、ひと仕事終えてから再決着することに。

引き受けた仕事は、ある人物の暗殺。
5人で指定された店に向かうと、そこに予定外の客、ボスのフェイがやって来た。
自分を暗殺しようとしたウーの姿と、命令を聞いていないブレイズを見て、フェイが激怒する。
ブレイズを殴り、発砲したのを引き金に、その場にいたマフィア達の間で銃撃戦が巻き起こった。
撃ち合い、被弾し倒れていくマフィア達。ウーも撃たれてしまう。

意識混濁のウーを抱えた4人は店を出て、闇医者へ向かい、手術が始まる。
そこへ自身も被弾したボスのフェイが手下達と共にやって来た。
息を潜め、身を隠す4人。 だがフェイは、ベッドの上のウーに気付く-。
 

『エグザイル/絆』の名場面ギャラリー

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映画の名場面ギャラリーは別ページに用意しました。
大量にありますので、よかったらのんびりまったり覗いてみてください。

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『エグザイル/絆』の感想

『エグザイル/絆』

観る前からとっても興味深い作品でした。
天照はあまり香港俳優さんに詳しくないですが、ヤン将軍&変態男のアンソニーさん、
モウゲイ君の父のフランシス、炎の天使のサイモンさん。
他にも見知った顔を見かけましたので、大物俳優揃いの豪華キャストなのだと思います。

世界が認める魅力的な男達が一丸となって、『男』を炸裂させ合います。
その姿がとても自然で、粋に格好を付けてもサマになっていて、
それぞれの俳優さんたちの『男』を見せてもらった気分です♪
男の格好良さ・セクシーさ・愚かさ、そして子供のように無邪気にふざけ合う姿、
こんな姿を見せられたら男も女も、彼らに惚れてしまいそうだ☆

特に、ファンの方には恍惚ものの作品なのではないでしょうか。
アンソニーさんとフランシスが家具の運び込みをしていたり、軽トラに乗ったり!
大物俳優二人が腕まくりし、一緒にタンスを運ぶなんてっ。(凄い光景でした)
フランシスがエプロン姿で中華鍋を振るなんてっ。
 

1番楽しみだったのは、フランシスを観ること☆
彼の映画を観るのはこれで2作品めだと思うでござる。前に観たのはアロハシャツを着た
フランシスの映画でした。ううむ、なんてタイトルの映画だったか。。

フランシスの感想はといいますと、ひと言でいいますと、落ち着きがない男でござった★(・ω・) 笑
チャラさとは違うのです。たぶん独りになったらゆったり落ち着いてそうな感じ。
いちばん親しみやすそうに見えて、心に触れるのが難しいタイプ。

 

可愛らしくも格好いい落ち着きのなさは普段からなのでしょうか・・彼の芸風・・いやしかし、
モウゲイ君のパパは美しく凛としていらした。
とっても自然に見えたので、普段からそうなのかと思ってしまいました☆
そして、時々りんちぇに似て見えました。顔や表情がどこかシンクロしたでござる♪

しかし、フランシスへの興味を全部持って行ってしまう、もの凄い男が登場しました。
 

強烈な印象を残した男、サイモン・ヤム

天照はサイモンさんに惚れてしまいました。
好き好き好き☆みたいなのではなく、彼という人間に惚れてしまった!

この間観た『イップマン 序章』で、「え?まさかサイモンさん?」と驚かされたのですが、
この映画のサイモンさんはそんな生やさしいレベルじゃなかった!
コメント欄で小太郎さんが警告してくださったのをすっかり忘れていた天照は、
サイモン氏の登場で腹抱えて笑わされ(殴)、最後まで彼に目と心が釘付け。もう心酔です。。


『イップマン』で七三分けの実業家だったサイモン氏が・・・


こんな姿で登場するとは! DVDを停止して笑いましたよっ(爆)
 
最初から最後まで、とにかく彼の姿は強烈で濃厚でござった。
例えば、銃撃戦が起こったレストランでの彼の横暴っぷり。
狂気じみた横暴っぷりも凄かったですが、もっと凄いのは、いちいち全てのカットでモデル立ち!どんだけ。

 

スーツのシルエットにも色気を忘れません。(右側画像)

サイモン氏は友情出演(特別出演)なのではなかったか・・・。
登場人物の誰よりも目立って見え、強烈なオーラを放っておられました。
こんなに奔放に突き抜けられたら、もう黙って受け入れるしかなかろうね(笑)
無理が通れば道理が引っ込む。サイモン節が炸裂したら、ちょっと引き気味で黙らされる。

大好きな俳優さんになり申した★
 

『エグザイル/絆』のスタッフ&キャスト

製作スタッフ

監 督 ジョニー・トー
製 作 ジョニー・トー
製作総指揮 ジョン・チョン
脚 本 セット・カムイェン、イップ・ティンシン
撮 影 チェン・シウキョン、トー・フンモ
音 楽 ガイ・ゼラファ、デイヴ・クロッツ

出演キャスト

アンソニー・ウォン ブレイズ
フランシス・ン タイ
ニック・チョン ウー
ラム・シュー ファット
ロイ・チョン キャット
ジョシー・ホー ウーの妻
リッチー・レン チェン軍曹
サイモン・ヤム マフィアのボス フェイ
ラム・カートン マフィアのボス キョン
公式サイト(英語) http://exiledfilm.com/

 
2007年香港金紫荊奨で最優秀作品賞、最優秀監督賞を受賞、
2006年シッチェス・カタロニア国際映画祭でも最優秀監督賞を受賞しています。

香港の鬼才ジョニー・トー監督の名はよく聞くのでござるが、
天照は他の作品をまだ観たことがない。。(ジョニー・トー監督のwikiページ
そして、この映画は『ザ・ミッション 非情の掟』という作品とほぼ同じキャストなのだそうで、
『ザ・ミッション』を観ればもっと楽しめるんじゃないかと思いました☆
 

『エグザイル/絆』予告編

 
『男気、仁義、黒社会』のような男臭いテーマなのに、おっさん臭くなくてスマートなのは、
ジョニー・トー監督の独特の感性なのでしょうか。
ヨーロッパの街並みを思わせたり、ウエスタン風味の男イズムも感じました。

でも本当にグッと来るのは、『男の格好良さ』を狙って見せた場面ではなく、
ふとした瞬間、俳優さんから滲み出るダンディズムだったりしました。

最後、船着き場から酒をまわし飲みしながら歩くような場面とかは、あんまり・・でござったが、
冒頭の撃ち合いの後、『椅子は?』と聞いたアンソニーさんの仕草と声。
顔を相手に向けることなくグラスで乾杯したサイモン氏の背中。
こういう素が滲み出た瞬間にシビれました。

どのキャストも個性的で、見事に格好いい。
ウー役のニック・チョンさん、それから金塊の守衛をしていた凄腕の男、リッチー・レン。
彼らも魅力的で、映画が後半に進むに連れて、この映画の男達に愛着が湧いてきます。

ひとりひとりの男にドラマがあるのですよね♪
そして、作られた演技ではなく、その俳優さんが持つ『男の魅力』で、ドラマを見せてくれる。

映画の中の役を通り越し、映画だということを忘れ、
俳優さん自身に惚れさせてくれるいい映画&男の物語だと思いました☆

 

天照のつぶやき(ネタバレ)

くだらないコトなのですがツッコミたいので書いてしまいます。
突き抜けた男サイモン氏の、ラストの銃撃場面の姿です(コチラ。ネタバレ要注意
どんだけ、その部分ばっかり撃たれるのかと。 もうそれだけでショック死しそう(・ω`・*)